クローズアップ・麻酔



皮膚牽引静脈拡張法の紹介 <創刊号>
文責:笹野 寛(2009年02月20日)

リアルタイム超音波ガイド下内頸静脈穿刺の問題点

  1. 探触子を当てるだけで血管が潰れる
  2. 穿刺操作で針を進めると血管が潰れる
  3. 針先が判りにくい
  4. 針先を血管の真ん中に誘導できない

    など

小児の細い血管や、血管が虚脱しやすい場合、血管に針を当て血液の逆流が得られても、ガイドワイヤーを挿入できないことがある。

「皮膚牽引静脈拡張法」のご紹介

以下に、「皮膚牽引静脈拡張法」の例をスライドで説明する。
※スライドをクリックすると順次スライドを切り替えます。

皮膚牽引静脈拡張法の利点と欠点

<利点>

  • 血管拡張効果(特に前後方向)
  • リアルタイム超音波ガイド下穿刺を容易にする
      ←探触子の圧迫による血管つぶれ防止
      ←穿刺針操作による血管のつぶれ防止
     ←穿刺時の皮膚陥凹による超音波画像の乱れを防止
  • 低コスト(テープ代のみ)

<欠点>

  • jabbing motionによる針進入方向の確認やや困難
    (穿刺部位から血管までの組織がひずみにくい)
  • テープによる皮膚障害?
  • 空気塞栓の危険性?
内頸静脈カニュレーション時の皮膚牽引血管拡張法は皮膚牽引血管拡張法は、「小児の場合」や「中心静脈圧が低く血管が虚脱しやすい場合」にカニュレーションを容易にすると考える。


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